真下正美(自転車競技)

真下正美選手に聞く 「クロスカントリーの魅力」

今回のインタビューphoto 自転車競技のマウンテンバイク(MTB)で国内トップクラス、シクロクロス世界選手権日本代表選手の真下正美さんをゲストに迎え、マウンテンバイクの魅力やレース前後の栄養補給についてお聞きします。
シクロクロスとは、アップダウンを含んだ荒れ地、または障害物のある平地を乗ったり、担いだりしながら走破する自転車競技で、真下正美さんはシクロクロスセレクションシリーズ(国内大会)で2002年、2003年と2年連続で総合1位。マウンテンバイクのクロスカントリー・レースでは、2002年MTB全日本選手権3位、2002年アジア大陸選手権3位という成績を残されており、2004年アテネ五輪の日本代表選手候補として注目されます。

今回のインタビューは、現在スポーツ栄養を専門とし、タレントとしてご活躍中の絹代さんの司会進行のもと、アミノ酸スポーツ栄養の第一人者、大谷勝博士(東京大学大学院総合文化研究科)と対談していただきました。

絹代: 自転車競技を始めたきっかけは何だったのですか?
真下: 自転車競技歴は現在3年目になりますが、競技を始める前はOLで、運動はほとんどしていません。中学時代に陸上部に所属して、中・長距離を走っていたくらいで。(ロードレース選手の真下伸大氏と)結婚して、主人のオフトレーニングの一環で一緒に山登りを楽しんでいたのがきっかけで、趣味でマウンテンバイクを始めました。山の自然と向き合うクロスカントリー競技の楽しさに夢中になって、その後、OLと競技の両立が難しいと思ったので会社を辞めました!本格的に自転車競技を始めたのは、退職と同時ですね。
絹代: 坂道で山を登るのは辛いんじゃないかと思いますが、MTBの魅力とは何ですか?
真下: 苦しいんですけど、山の木々に囲まれていると気持ちよくなってくるんですよ。風景とか空気とか。レース中は疲れますが、山に登って行くにしたがって景色がどんどん広がっていって。ひたすら競技に打ち込みながらも、どこか楽しみながらやってます。
絹代: シクロクロスの競技人口はどのくらいですか?
真下: シクロクロスについてはまだまだ少ないですね。オリンピック種目でもないですし。マウンテンバイクのクロスカントリー・レースはオリンピック種目で、シリーズ戦・年間約8戦のレースに出場している女子選手は、開催場所により人数は少ない時もありますが、50人くらいです。男子については、レースに出ている選手が500人くらいいますね。
絹代: 競技歴が3年ということですが、どのようにして練習を始めたのですか?
真下: 練習メニューは、競技経験のある主人に教えてもらって、それに従っています。いままで経験したことがない練習法ですが、特に不安はなかったですね。最初の1年目は自転車に慣れるために、週に5日、1日に1時間半〜2時間くらい乗ってました。元陸上部ですのでランニングも好きですね。ロードレースと違って、マウンテンバイクは登るときは激しく運動しますが、下るときは心拍的にリラックスできますね。
絹代: マウンテンバイクは山を登ったり下ったりしますが、体の使う部分、疲れる部分は他の自転車競技と違ったりしますか?
真下: マウンテンバイクの方が全身を使いますね。激しい振動を路面から受けて、上半身で体を支えなければなりません。坂を下る時は、激しい振動によって手首が詰まってくる感じがありましたが、腕に力がついたので最近は慣れてきました。筋肉はつけたいけど、マウンテンバイクは軽い方が有利かもしれません。ただし、大柄な外国人選手を見ると、パワーの差を感じますね。ドイツの選手とかすごく背が高くて、体つきも男性並みですし。
絹代: ところで、「アミノバイタル」はいつごろから飲んでらっしゃるのですか?
真下: 2年前から飲んでいますが、定期的に飲むようになったのは半年前からです。顆粒タイプの「アミノバイタル」を練習や試合時のコンディショニングに併せて、また次の練習に備えて飲んでいます。レースの時は、試合時のベストパフォーマンスのために3袋も飲みます(笑)。マウンテンバイクのレースは約2時間続きますが、レース中は自転車に取り付けたボトルに粉末タイプのウォーターチャージ(現「アミノバイタル」ハイポトニックチャージ)を溶かして入れておき、それを飲んでいます。
絹代: 4月に熊本でマウンテンバイクの国内大会(2003 JCF MTBジャパン・シリーズ)があったようですが。
真下: レース前までの強い雨と、当日レース中の雨で、コースコンディションはドロドロで荒れていました。レースは行なわれたのですが、走ることによって生じる風の抵抗もあって大変でした。結果は残念ながら2位で、優勝したのは全日本チャンピオンの南部博子さん(シドニー五輪の日本代表選手)です。敗因は、自分自身の体力不足だと思っています。「アミノバイタル」を4袋飲んでレースに挑んだ方が良かったかな(笑)。
大谷: 雨が降っていたとしても汗をかきますので、水分を多く摂った方がよいでしょう。水分が少ないとアンモニアが増えて動けなくなりますので、レース中も適度に水分補給した方が良いですね。またその際、アミノ酸も同時に摂取されることをおすすめします。アミノ酸は、カラダへの吸収性が良く、約20分ほどで体内へ浸透されるので、レースの1時間前から40分前にアミノ酸サプリメントを摂るとよいです。スタートして暑いなと思ったら、1時間に1本、400ccくらいのアミノ酸入り飲料を飲むようにしてください。
絹代: 「アミノバイタル」ゼリーシリーズは飲んでいますか?
真下: フィールドでもよく飲んでますよ。レースでも。
大谷: レース前は食事を控えたりしますか?
真下: わたしは食べてる方ですね。1時間くらい前に、ウォーターチャージ(現「アミノバイタル」ハイポトニックチャージ)とゼリーのアクティブ&エネルギーを飲んでいます。
大谷: そうですね。レース中は膨大なエネルギーを消費しますので、適度なカロリーを摂ったほうがよいのです。
絹代: 今後の目標としているレースはありますか?
真下: MTBクロスカントリーのアジア選手権大会が9月に青森県で開催されます。アテネオリンピックの枠を取るためにも、このレースに出場すること、そして枠獲得のために頑張らないといけません。また2004年2月にはフランスでシクロクロスの世界選手権が予定されているので、それも目標のひとつですね。そして、なによりも競技人口の少ないこの自転車競技を、もっと多くの方々に知ってもらえるよう、私自身が、今後の大会ひとつひとつを楽しんでいきたいと思っています。
絹代: これからも応援しています!本日はどうもありがとうございました。
  ※敬称略させて頂きました。
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2002年MTBレースにて

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レース中の一場面。海外では特に自転車競技の人気は高く、会場はファンで埋めつくされる。

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イタリア・モノポリで行われたシクロクロス世界戦の会場にて


集合写真
●編集後記
真下正美さんのご主人はロードレース選手として知られる真下伸大氏。現在は、正美さんのサポートに徹して夫婦で世界選手権出場を目指していらっしゃいます。競技に出場すると、「真下伸大さんの奥さん」と紹介されることもあったらしく、旦那さんの名前を越えたいとおっしゃってました。シクロクロスで世界選手権へ、マウンテンバイクでアテネ五輪へ出場され、日本を代表する選手として活躍されることを期待しています。
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