アミノ酸の種類
必須アミノ酸と非必須アミノ酸
自然界にはおよそ500種類ものアミノ酸が存在しています。しかしそのうちヒトの体を構成し、生命の維持に必要とされるのが20種類のアミノ酸です。同じアミノ酸でもそれぞれの働きは異なり、いずれかが不足すると、体のどこかに変調を来してしまうこともあります。特に、アミノ酸は体内で合成できる種類(=非必須アミノ酸)と合成できない種類(=必須アミノ酸)があるので、合成できない種類は食物から取り入れることが必要になります。
20種類のアミノ酸とその働き
| 非必須アミノ酸 |
| アラニン |
肝臓のエネルギー源となり、アルコール代謝の改善をサポート |
| グルタミン |
筋肉や胃腸の正常な働きや免疫力アップ、また肝機能をサポート |
| グルタミン酸 |
速効性のあるエネルギー源で、大豆や小麦に含まれる |
| アルギニン |
血管の正常な機能や免疫力アップをサポート |
| アスパラギン酸 |
速効性のあるエネルギー源で、アスパラガスに多く含まれる |
| アスパラギン |
エネルギーの生産をサポート |
| システイン |
皮膚のメラニン色素の生産を抑える |
| プロリン |
皮膚を構成するコラーゲンの主原料で、天然保湿成分に必要なアミノ酸 |
| グリシン |
血色素成分の生産をサポート |
| セリン |
リン脂質やグリセリン酸生産の原 |
| チロシン |
抗ストレス作用 |
| 必須アミノ酸 |
| バリン |
体のタンパク質を作る能力と肝機能をアップさせる |
| ロイシン |
体のタンパク質を作る能力と肝機能をアップさせる |
| イソロイシン |
体のタンパク質を作る能力と肝機能をアップさせる |
| メチオニン |
肝機能をサポート |
| フェニルアラニン |
気持ちを落ち着かせる |
| トリプトファン |
セロトニン生産をサポート |
| ヒスチジン |
副交感神経を鎮静させ、貧血改善をサポート |
| スレオニン |
肝機能をサポート |
| リジン |
カルシウムの吸収を促進 |